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| ■つじやの生い立ち |
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江戸時代末期の料理人、辻ジュンが伝えた伝統の味。 |
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つじやの歴史は現店主から四代前にさかのぼります。江戸時代末期に六郷から大曲に移り住んだ初代・辻ジュンは、この町きっての豆腐巻物の料理人であり、地主やお金持ちの家で催される大きなお祝い事の仕切りを頼まれる町一番の名人でした。
大正末期まで大曲・仙北地方の大きな結婚式やお祝いごとには、必ず豆腐かまぼこ(当時は豆腐巻物)がご祝儀や不祝儀などの口取りとして振る舞われました。現代のようにホテルや宴会場の無かった時代、祝い事などは地主の屋敷や各家で催されることが主で、その際には町の料理人が呼ばれ、一切の仕切り・調理を任されました。この地方では、冠婚葬祭に随分贅沢にお金をかける習慣があり、裕福な地主が多かったため、大きな宴では半月前から料理の準備をすることがざらだったそうです。
豆腐かまぼこは、この地方のご祝儀や不祝儀などの口取りとして、無くてはならないものでした。
そんな料理人だった初代・辻ジュンから「つじやのとうふかまぼこ」が始まったのです。
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| ■伝えられる故郷の味 |
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結婚式・慶事・仏事に。現代に受け継がれた伝統。 |
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料理人の仕事と豆腐かまぼこの味は、初代ジュンから嫁のサヨに受け継がれ、大正中頃にサヨの子・弥太郎(三代目)が秋田市の老舗和菓子屋での菓子修行から戻り、大正3年に大曲土屋館(現在の中通町)に店舗兼工房を構え、和菓子の販売を始めました。弥太郎の妻・ヤスが義母サヨから受け継いでいた豆腐かまぼこに、弥太郎が和菓子職人の技術を用いた独自の工夫を加え、『つじやのとうふかまぼこ』として販売を始めたのです。
また古くからこの地方で『みそ』、『はなみそ』として家庭で作られ親しまれていた餅菓子をベースに、街中では『さんばいみそ』という餅菓子が売られていました。弥太郎は独自の工夫で独特な味わいを持つ『つじやの三杯もち』を創り出しました。
弥太郎の子・久男が四代目としてその後を受け継ぎ、昭和46年に店舗を建て替え、昭和54年には工房を福住町に移転しました。平成19年に帰郷した久男の子・卓也が五代目を継ぎ、現在に至ります。
お茶うけや進物としてご利用頂くほか、古からの慣習を尊重し、今でも結婚式や慶事・仏事などにつじやのとうふかまぼこと三杯もちがお使いいただいております。
「豆腐かまぼこ」と「みそ」「さんばいみそ」は、大曲・仙北地方に伝わる郷土菓子です。豆腐かまぼこ・さんばいみその材料・味・外見は、それぞれの料理人・菓子店によって異なっていました。
『つじやの豆腐かまぼこ』は、大曲の地で初代ジュンから代々女性が製法を受け継いできた、辻家の母親の味なのです。 |
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| ■大曲独特の特産品 |
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地域で、全国で認められた大曲独特の特産品。 |
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つじやのとうふかまぼこ・三杯もちは、地域に根付いた郷土菓子という歴史と、その独特な食感・美味しさが全国的に認められ好評をいただいております。
◆全国で認められたつじやの三杯もちの美味しさと、とうふかまぼこの希少性
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第22回全国菓子大博覧会 金沢菓子博94 |
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菓子博栄誉賞 受賞 |
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第24回全国菓子大博覧会 2002くまもと菓子博 |
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中小企業長官賞 受賞 |
つじやのとうふかまぼこは、全国に数え切れないほどある豆腐を素材とした食品・菓子の中で、その独自さが非常に希有で特徴的なものだそうです。他の地域に類したものが少なく、この地方独特のものであって、専門家の方々が取り上げ、ご紹介いただくことも多々ございます。
◆地元の方が選んだ大曲の特産品です。
平成18年に大曲商工会議所が市民を対象に行った「大仙市の特産品は何?」というアンケートで、つじやの三杯もちは2位に、同じく、とうふかまぼこが3位になりました(1位はシマダハムさんの『ドイツソーセージ』でした。)。
多くの地元の方に認知いただいていることは本当にありがたいことです。
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初代・辻ジュン
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かつての婚礼風景。奥に支度中の花嫁が見える。
(Photo提供:(C)大野源二郎)
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婚礼風景。招かれた料理人が作った豆腐かまぼこが膳に並んでいる。
(Photo提供:(C)大野源二郎)
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婚礼の口取りとして欠かせなかった豆腐かまぼこ。
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かつてのつじやの看板。
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二代目・辻サヨ。
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使い込まれ、大切にされる道具の数々。
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